お食い初め(百日祝い)の献立(メニュー)

伝統的なお食い初めの料理(鯛、吸い物、煮物など)について詳しく説明します。
ご家庭で用意する場合のポイントや、食材の選び方も紹介できます。
各料理の意味や役割を解説し、どんな食材が使われるのかを紹介します。
お食い初めに必要なメニュー
お食い初めを準備する時に必要な品は下記となります。
・祝い鯛(尾頭付き)
・赤飯
・汁物
・なます
・煮物
メニューの準備
お食い初めで用意する料理は、いくつかの特定の食材で構成されています。
代表的な料理の食材のや準備方法をご紹介させていただきます。
祝い鯛(尾頭付き)

【意味】
鯛は「めでたい」と言われるように、お祝い事に欠かせない食材となります。
頭から尻尾まで一匹丸ごと用意します。「首尾一貫(初めから終わりまで全うする)」の意味から、長寿を願いが込められています。尾頭つきのものを選びましょう。
【準備方法】
丸ごと1尾を用意するのが一般的です。塩焼きにするのが最も伝統的な方法です。
尾頭付の鯛を用意するのはなかなか難しい為、事前にスーパーや魚屋さんで購入できるか確認しておきましょう。
ネットでも販売しているのでご家庭に合う入手の仕方を前もって調べておきましょう。
吸い物(お吸い物)

【意味】
吸い物は、赤ちゃんがこれから色々な食事を吸収できるようにという意味が込められています。
お食い初めでは主に蛤のお吸い物が用意されます。蛤は二枚貝がぴったりと合うことから、良縁を意味します。というのも、蛤は対になっている貝以外とは殻が合わないことから、一対の貝のように良い伴侶に恵まれ、幸せになってほしいという願いがこめられています。
【準備方法】
出汁をしっかり取って、鰹節や昆布を使って澄んだ味わいの吸い物を作ります。
具には蛤をメインに、椎茸やカニ、白身魚などが使われますが、地域によって具の種類は異なります。
煮物(にもの)

【意味】
おめでたい意味のある食材や、旬の野菜を煮物にしましょう。
煮物は、赤ちゃんがこれから食べ物をしっかりと食べることができるように、また「煮る」という過程が「物事を成す」「育む」という意味を込めています。
【準備方法】
煮物には、根菜類(人参、大根、里芋など)や鶏肉を使うことが一般的です。
紅白でおめでたい人参、大根、かぼちゃなどがおすすめです。昆布は「よろこぶ」にかけて、一家発展の縁起物食材です。
野菜は飾り切りをすると、見た目の華やかさが増します。かぼちゃは、「亀の甲羅」の形の六角形に。長寿の願いが込められています。人参やれんこんは可愛らしいお花の形に切ってみましょう。れんこんは穴があいていることから、先が見える、見通しがきくようにと明るい先行きを表します。また、たけのこはまっすぐにすくすくと成長するようにという意味があります。
赤飯

【意味】
赤飯には邪気をはらったり、魔よけの意味がこめられ、お祝いの席で振舞われてきました。
というのも、古来から赤という色には邪気を祓う力があると信じられてきたからです。
紅白なます
【意味】
香の物(漬物)には長寿の意味があります。
【準備方法】
季節の野菜や地元の名産品などを漬けこんだ漬物を使用します。香の物の代わりに、なますなどの酢の物を用意しても良いでしょう。
その場合、紅白なますにすると縁起がよく彩りもきれいです。また、たこの酢の物も「多幸」にかけて縁起物とされています。
歯固め石について

お食い初めでの儀式は「赤ちゃんの歯が丈夫に育ちますように」と願いを込めて行う「歯固め」という儀式があります。
この儀式には「歯固め石」と呼ばれる石を用意し行います。
現在の歯固めの石の儀式の方法としては、まず歯固めの石にお箸をかるくあてます。
そのお箸を「石のように丈夫な歯が生えますように」という願いを込めながら、赤ちゃんの歯茎にやさしくちょんちょんとあててあげましょう。
石はお宮参りの際に神社から授かる場合があります。
頂けなかった場合は、お宮参りをした境内で小石を拾ってお借りしてもよいでしょう。借りた場合は、お食い初めの儀式のあとに元の場所にきちんと戻しましょう。
また、ネットショップでも販売しております。手軽に用意できるため、おすすめです。
最後に
お祝い膳.comではお食い初めに必要なものが全部セットになっている「お食い初めセット」をご用意しております。
忙しいママ・パパにも便利な冷凍便でお送りします。準備はお家に届いたら解凍するのみ!
ぜひご家庭にあったお食い初めの方法で準備してみてください♪