お食い初めっていつやるの?100日超えても大丈夫?
お食い初めは「百日祝い(ももかいわい)」の名の通り、生後100日のお祝いです。
生まれた日を1日とし、そこから100日目をお食い初め当日として数えます。
早めにお祝いしてもいいの?100日超えても大丈夫?
今回はそんな疑問にお答えします!
お食い初めはいつやるもの?
お食い初めは通常、赤ちゃんが産まれて100日から120日目の間に行うものとされてきました。
現在でも、110日目を正式な「百日祝い」の日取りに決めている地域もあります。
必ずしもちょうど100日目に行わなければいけないという決まりはありません。
平日のことが多いですし参加する皆さんでスケジュールを合わせて、生後100日目から120日目の頃で都合の良い日、お日柄の良い日を選びましょう。
地域によっては120日ごろとするところもあります。
早めにお祝いして大丈夫?前倒しする時の注意点!
最近では、お宮参りとお食い初めを同日に行う家族も増えています。
もちろん前倒しでお食い初めを行っても問題ありません。
ただし、赤ちゃんの首がしっかり座ってから行うようにしましょう!
お食い初めはお料理を食べさせるマネをする儀式。
首が座っていないころでは赤ちゃんにも抱っこする大人にも負担です。
また生後2ヶ月ごろの赤ちゃんに歯が生えている子は多くありません。
新生児~2ヶ月ごろまではまだ早いと思っておいた方がいいでしょう。
お食い初めを延期するのは不吉ってホント!?
「お食い初め」に関しては、行事を延期することは不吉ではありません。
先に延ばすことは「食い延ばす」として、食べ物を長く食べ続けられるので長寿になるとされています。
むしろ遅らせようとした結果、110日目が正式な日取りになった地域があるとも言われているほどです!
平安時代から続くお食い初めの歴史とは?
お食い初めの由来は、平安時代までさかのぼります。
医学が発達していなかった時代、赤ちゃんが無事に成人する確率はとても低く、幼い命が失われることは少なくありませんでした。
そのため、赤ちゃんの成長を節目ごとに喜び将来の健康と幸せを祈ってきました。
「お食い初め」も赤ちゃんの節目に行なわれた儀式のひとつです。
平安時代には生後50日目に、お餅を入れた重湯(流動食の一種)を箸を使って子供の口に少しだけ含ませる、50日の祝いがあり、同じように生後100日目には餅を食べさせる「百日の祝」がありました。
また、鎌倉時代「源実朝が生後110日目にお食い初めをした」という記述が残されており、その頃には日数が五十日から百日へ、お餅から魚肉へと変わっていったとされています。
そして江戸時代には、お膳にのせたお料理を子供に食べさせる真似をする、現在のお食い初めの形が確立されていきました。
今回はしきたりや由来について詳しくご紹介しました。
儀式を行うときはしきたりも大切ですが、赤ちゃん・ママの体調を第一に行うことが一番です。
今も昔も変わらない、赤ちゃんへの想いと願いを込めて、「お食い初め」を祝いましょう。