伝統的なお食い初め 男女の違いは?
お食い初めでは事前に準備するものがいくつかありますが、伝統的な儀式を行う場合は揃えるアイテムに男女の違いがあります。
ここではお食い初めで用いるアイテムの男女で違いをご紹介します。
器の違い
しきたりに倣って儀式を行う場合、お膳の器には漆器を用いることが一般的ですが、漆器の色は男女ごとに違いがあります。
絵付けされた器を使う際は文様にも違いがあるので気を付けましょう。
男の子
漆器の色 全体的に朱色
漆器の文様 日輪や菖蒲(しょうぶ)など
※日輪や菖蒲(しょうぶ)などの運気上昇や活発さを象徴する文様。
女の子
漆器の色 外側が黒く、内側が赤いもの
漆器の文様 花や束ねのし(たばねのし)など
※束ねのしは長寿を象徴する文様。
衣装の違い
お食い初めでは色付きの小袖を着せるのが正式なやり方。
母方の実家から贈られるのが習わしです。
「小袖」は男女ともに袖口の開きが狭く丈が短い着物。
金糸・銀糸などで刺繍があしらわれていることが一般的です。
男女で着物の色味や刺繍デザインに違いがあります。
男の子
黒やグレー地
鶴や松などの縁起物があしらわれている
女の子
朱色の生地
花柄や束ねのしなどがあしらわれている
養い親
養い親とは赤ちゃんに料理を食べさせる真似をする大人の事。
一般的には長寿をあやかりお祝いの参加者で一番の年長者が養い親となります。
赤ちゃんが男の子の場合は男性、女の子の場合は女性が養い親を務めるとされています。
いかがでしたか?
今回は伝統的なお食い初めの男女の違いについてご紹介しました。
ですが絶対にこうでなければいけないという決まりはありませんので、しきたりを参考程度に家族が楽しくできる方法や、当日の赤ちゃんの体調を優先して行ってくださいね。